50代からの投資はまだ間に合うのか?

人生100年時代では、50代からの資産形成が豊かな老後の分かれ道になる!?
「老後2000万円不足問題」が取り上げられてから、金融機関をはじめ投資セミナーに参加する人が増えているようです。20〜40代であればまだまだ投資の対象になるのかとも考えつきますが、さすがに50代ともなるとまだ間に合うの?と答える人は少なくないのでは!?
50代から投資をはじめるうえで考えておきたい3つのこと
・タイミングや商品選択に時間を使うよりも、少しでも早く一定額を投資する
・投資期間は75歳くらいまで続けられる計画を立てる
・お金を定額で引き出すよりも、時価残高の一定率で引き出す方が財産を守りやすい
私たちがよく勘違いしていることの1つに、自分の予想よりも実際は長生きするし、健康で長く過ごせる期間は実際よりも短いということです。
つまり、増やすことだけを考えるのではなく、運用と引き出し方の両方を考えておかなければいけない環境にあると言うことです。
生命寿命は短く、健康寿命は長いと考えている人が多い!

日本人の生命寿命は伸びても健康寿命は60歳から13年前後と考えて運用計画を立てておいた方が良さそうです。
実際に50代からの投資で気をつけることは、リスク商品の選択よりも投資する資金の決め方の方が大切だと言うことです。つまり、価格が上下に触れてもそのままにしておける投資金額かどうかということ。
あとは、手元にまとまった資金があっても、一気に投資せず、時間を分けて、定期的に投資に振り替えたほうが気持ち的にも余裕が持てるはずです。
実際に毎月10万円を国内外の株式、国内外の債券のインデックス投信に均等(2.5万円ずつ)でつみたて投資を2008年のリーマンショックを含む過去20年間の運用実績を見ると4.6%の利回りが出ていました。
つみたて投資元本は1200万円(10万円×12ヶ月×10年間)、運用収益は318万円で資産合計1518万円にもなります。
同じ20年間を定期預金で1200万円預けていたとするとわずか1万円の運用収益しかありません。
まとめ
タイミングや商品選択に時間を使うよりも、
まずは『国内外の株式と債券のインデックスに分散』して
少しでも早く一定額を投資するほうが
結果的に健全な生活を送ることができる
と思います。
”次回は資産寿命を延ばすために必要な引き出し方とは?”

執筆 ファイナンシャルプランナー:堀江
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