日経新聞2021年元旦号 『脱炭素の主役世界競う』  

特集 第4の革命カーボンゼロ 

技術革新が開く地平 暮らし・経済描き直す

2021年1月1日の年頭企画

世界がカーボンゼロを競い始めた。

こんな書き出しで始まります。(リード文より)

1面の見出しとともに大気中の二酸化炭素を回収するスイスの巨大装置の写真が掲載されていました。
第1の革命は農業・第2は産業・第3が情報、そして世界が第4の革命として「カーボンゼロ」を競い始め、日本も2050年までに二酸化炭素など温暖化ガスの排出を実質ゼロにすると宣言。化石燃料で発展してきた人類史上の歯車は逆回転し、エネルギーの主役も交代する。

2050年までのカーボンゼロは世界の気温上昇を1.5度に抑えるのに必要な温暖化ガス削減の道筋。気温は産業革命後、約1度上昇しこのままでは30〜50年後に上昇幅が1.5度になり、相次ぐ熱波や洪水、山火事が地球の異変を告げている。

カーボンゼロとは、企業や家庭から出る二酸化炭素などの温暖化ガスを減らし、森林による吸収分などと相殺して実質的な排出量をゼロにすること。

目標実現のため、政府は20年末にグリーン成長戦略をまとめ、30年代半ばまでに軽自動車も含む新車販売をすべて電動車にするなどして排出量を削減する計画を発表した。温暖化ガス排出に価格をつけることで、排出削減や低炭素技術への投資を促進する「カーボンプライシング」も検討している。

グリーン外交の軸に

菅首相はバイデン次期大統領との初の首脳会談で、脱炭素の実現に向けた閣僚対話を準備しているようで、再生可能エネルギーの技術開発など包括的な協力関係を築こうとしている。

温暖化ガス排出をゼロにするための技術と実用化の見通し

どんな技術が必要で、いつごろ実現しそうなのか?
Step1(2030年代半ば)
これまでの技術を使い尽くす時期
空飛ぶ車、食品3Dプリンター、太陽熱で水素製造など
Step2(2030年代後半)
潜在力をのばし二酸化炭素を再利用が焦点となる時期
人工光合成、化石燃料使わない航空機など
Step3(2040年代)
想像を超える技術革新で太陽光を効率的に電気にかえて地上へ送る時期
宇宙で太陽光発電、核融合発電など

特集 展望2021
FP堀江が注目した記事

デジタル改革規制壊す
官民手続きのオンライン化に向けて、脱・押印や対面規制を撤廃・縮小する法整備に取り組み、省庁や医療、民間取引での規制の壁を壊す。利用者が恩恵を実感する年になるかどうかを見極める年になりそう!

押印廃止で行政手続きがオンライン化?
オンライン診療(時限的に解禁中)はコロナの時限的解禁が全面解禁になるか?
不動産売買(重要事項の説明社会実験中)の非対面取引が可能に?

やる気刺激「働きがい改革」
2021年はコロナウイルス禍でテレワークなどの働き方を定着させる年。ジョブ型雇用の運用が始まり、いかに個人のやる気を引き出す仕組みを作れるか。アフターコロナの「働きがい改革」が始動すると思われる。 
ジョブ型雇用とは、簡単に職務内容や職責の成果に基づき評価するしくみのことで、同期入社でも給与格差が拡大する可能性が高くなる。

デジタル通貨 中銀走る
世界の中央銀行がデジタル通貨の発行を見据えた動きを加速している。トップを走る中国は2022年正式導入に向けた準備が本格化。実現すれば個人や企業の利便性が高まるとの期待がある反面、技術面や制度設計面の課題も多い。

日本:2021年度に実証実験を開始、民間事業者や消費者が参加する実験も検討
欧州:2021年に実証実験を検討
米国:日欧などの共同研究に途中参加
スウェーデン:2021年までに実証実験
中国:2022年の北京冬季五輪までに発行を目指す                

breaktime 企業の「全面広告」から2021年の展望を類推してみよう!

集英社「non-no」創刊50周年「今日から、進年。」

積水ハウス「家に帰れば、積水ハウス」

セイコーホールディングス 今年140周年「やさしい時間」

セールスフォース「今年、人間はどこまでいけるか。次の世界へ。」

富士通「変われ、変わり続けろ。未来が、そう言っている。」

キャノン「次の未来まで、みえている。」(見る。観る。視る。診る。)

大和ハウスグループ「あなたと、あなたに、あなたと。いっしょに。」

スタートトゥデイ「13の事業で再始動!!全社で上場を目指します。」 

特集27面 年間予定2021年

今年は1月20日の「米大統領就任式」、3月5日「中国の全国人民代表大会」7月23日「東京五輪開会式」、10月30日「G20首脳会談」に世界中が注目していますし、経済に大きな影響が出てくるかも?

特集記事30、31面
恒例の経営者が占う2021年「景気」と「株価」の見通し

2020年度元旦号では「高値2万5000円以上」「五輪後、消費息切れも」「投資は堅調底割れ回避」でした。

2021年度元旦号は
「高値2万8000円以上」「外需に依存五輪限定的」です。
経営者の2割が3万円以上と回答。安値は2万4000円程度。
DXやESG関連への注目が高い。

経営者が選ぶ有望銘柄は2020年と同じで
1位 ソニー 2位 トヨタ自動車 3位 信越化学工業

経営者が求める政策
1位 デジタル化の推進 2位 成長戦略の加速 3位 規制改革
  
2020年はコロナショックで株価が底入れした16,358円を起点にして、戦後7回目の上昇相場が始まっているのかもしれません!?
FRB(米連邦準備制度理事会:日本における日銀と同じ)の超金融緩和が続く限り、世界の緩和マネーは資産インフレ、マネーバブルを生み出すでしょう。

2021年投資インフレが進むことが予測される中

株式投資成功のキーワードは!?

「グリーン:環境改善、電気自動車関連

デジタル:AI・ビッグデータ・DX関連銘柄

になると個人的には予想しています。

元旦号は私たちが生活防衛(さまざまな局面で生活を守るための行動)をするための情報が満載です。

お金に対する不安を少しでも解消したいと望むなら、
情報を知恵に変え、仕事や暮らし、資産運用に役立てる
金融リテラシーを磨く」ことから始めましょう。

以上、2021年日本経済新聞(第48422号) 元旦号からでした。

執筆 ファイナンシャルプランナー:堀江